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[3月上旬の陽気]の予報だったのに… (2014/1/26)波の高い兵庫橋上
1月26日、前日の天気予報だと[3月上旬の陽気]で家を出る前には日差しが暖かく風も穏やかだったのに二子に着く頃には空は曇り西風が強めに吹いている。気温はそれ程寒くはないので[水温は上がっているからコイの反応は良いだろう]と期待し、水辺に降りてタックルの準備。準備をしながら流れを見ると前回と同じように浅場にコイの姿が見える。しかし水面への反応はなく全て底餌狙いなのか沈んだまま回遊している。そんなコイの前にフライを落としてみたが全く無視。反応はあったが流れ中央での釣果が期待できないので迷わずお気に入りの[虎の門]前に行ってみる。ポイントの一番奥では時折水面に反応している姿が見えたので、それに向かってキャスト。しかし上流からの風が強く狙った奥にフライが届かない。少し強めに降り出すと、すぐ上流に倒れかかっている倒竹の枝先にフライが絡んでしまう。反応さえなければすぐに外しに行くのだが、反応が見えるのでその場で引っ張ってティペットを切る。反応はそれ程頻繁ではないが水面に頭を出す活性の高いライズ。そのコイの姿が微かに見えるので動きを追い掛けてみると、下流の倒竹の奥から出てきて、奥沿いに上流へ向かいUターンして元の倒竹下に入り込む。少しでも岸から離れてくれたら落としたフライを見つける事ができるのだが、少し距離があ連続で3尾ってフライには反応しない。狙う位置は対岸の岸際。しかし風のために連続で2回も倒竹にフライを引っ掛けてしまう。しかも回遊はラインの落下が気になるのか少しずつ少なくなってしまい最後は何も見えなくなってしまう。仕方なくすぐ上流の崩れ護岸前に行くが反応は出ない。ちょうどその時後ろから声がかかり木村さんが登場。今年は私よりも出漁回数が多いが不調で[ボ]を2回も記録している。そんな木村さんに今年の年券を渡しながら暫く歓談。「今日は今来たところですが、本流は風が強くて…」とのこと。「ここで暫くやられます?それじゃ私は本流へ」と言うことで別れる。暫く[虎の門]前で様子を見たが、回遊がないので上流の流れ込みへ行く。暫く水面の様子を見ていたが反応が無いので沈めるフライウロコの裏側にに交換し終わった瞬間に反応が出る。[なんだ、居たのか]と慌ててフライを取り替えキャストするが、反応してくれない。[やはりダメか]と沈むフライに交換した途端にまたしても水面に反応。また、沈むフライを切って浮くフライに交換しキャストしたが反応は出ない。[水面は辞めた!出ない]とフライを交換。狙いは前回邪魔者をきれいにしたポイント。狭いポイントに注意深くキャストして待つ事数分。インディケーターが小気味よく沈み1尾目をゲット。65cmの太目。これをリリース後直ぐに次がヒットで61cm。その後もすぐに当たりがありヒットしたが外れてしまう。フライにはウロコが1枚。このウロコ、裏側に針が刺さっている。多分ティペットに触った当たりに合わせたところ、フライが後ろ側から体に刺反応は一瞬だけさったのだろう。通常ウロコの裏側に刺さることはまずないから。その後もう1尾追加。今度は53cmと少し小さい。当たりはポツポツ出ていたが、少しずつ少なくなる。そんな中、しっかりした当たり合わせると手元に反応が伝わってきたがすぐに外れてしまう。空中に飛んだラインの先からひらひらと小さなウロコが落ちてきた。結局ヒットは5回在ったがウロコが2枚で取り込めたのは3尾。下流を見ると木村さんが流れに立ち込んで対岸前を狙っている。その木村さんが倒竹にフライを引っ掛けて外しに行っているとき、こちらも対岸の底にフライを引っ掛け、インディケーターの上で切れてしまう。反応がほとんど無くなっていたので、インディケーターの回収に行く。フライを外しポイントの様子を見ると、笹の裏側に全面に波立ちコイの姿が見える。こちらを警戒している様子もなくゆったり回遊しているので、元の場所に戻り[まだ大丈夫だろう]とキャストを続ける。その頃には下流に見えた木村さんの姿は消えていた。水中にコイの黒い姿が時折見えるのでしつこくキャストを続けている内に、沈んでいた枯れ枝を引っ掛けてしまう。それ以後姿が見えなくなりここを切りあげ下流に移動。しかし風が強く水面への反応が見えない。兵庫橋上を諦め二子橋の下流へ行くと、こちらは少し水面の波が小さい。流れの様子を見ていると、一瞬波が治まった時だけ反応が出るが、すぐに風が吹き出し波が立つと反応は見えなくなる。波で反応が見えないだけかと注意深く水面を眺めたが、やはり波のあるときは反応していない。風が治まった時に出た反応の近くに移動し反応ナシて、風が治まるまで待ってみたが同じ場所には出て来ない。結局ここを諦め本流へ移動する。しかし本流は風が吹き抜けていて一面に波立ち反応は全然出ない。[やはりダメか]と思っていたとき、ポイントの中間当たりで反応らしいのがチラッと見えた。[多分コイだ]と喜んで、その位置を確認してから岸辺を下流に移動。[この辺りの筈]と思った位置から様子を見るが、風が水面を走り抜けるだけで何も出て来ない。下流を見ると川崎のビル群が巻き上がった砂埃の中に霞んでいる。それ以上下流へ行っても期待出来ないので、二子橋をくぐって上流側へ。しかし上流側も反応ナシ。時間は4時過ぎ。本流をあちこち探っても同じなので、本流を諦め元の流れ込みに移動。到着直後、水面に反応が出たが、2回水面に反応しただけで岸際で反応が出たが沈黙。急いで沈めるフライに交換してキャストするとすぐに当たりは直ぐに出たがヒットしない。当たりは少しずつ少なくなり最後には無くなってしまう。少しだけ射していた日差しが兵庫島の向こうに隠れてからは一段と冷たい風が身にしみるようになり[明るいけど撤収]と下流に戻りかけた時、下流の岸辺で反応が出た。しかしフライは狙った位置から少しずれてコイの頭の上に。これで1尾逃げられ、もう1尾は合わせのタイミングが合わず取り逃がしてしまう。結局沈めて取り込んだ3尾だけ。予報の[3月上旬の陽気]はどこの話だったのだろう。

 


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