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速い流れに逃げ込まれ、遙か彼方まで追い掛ける (2014/3/15)下流に一気に走られて
3月15日、木曜日の雨の影響がどの位残っているか前夜に確認したところ、水位の上昇は一時的で、ほぼ平水状態を確認して浅川へ向かう。しかし途中で眺めた流れの水位は少し高目で笹濁り。平山橋の袂から見える対岸の東豊田用水路のオーバーフローはもっと濁っている。上流の工事は終わっているのに、何故濁っているのか不思議だったが、取りあえず橋の上流に行き本流の様子を見る。中州の上からの流れが合流する付近は流れが速くコイの姿は全く見えない。下流に姿は在ったが喰い気が弱い向かいながら様子を見ていると、速い流芯と横のトロ場との境目でライズが見えた。[居た!]と喜んでその上流側にキャストしてみるが、手前の緩い流れでドラッグが掛かり、フライは流れに載ってくれない。反応は流れに載って下流に移動してしまう。それを追い掛けてみたが途中で見失ってしまい橋のすぐ上流に来てしまう。流れは橋の下では対岸近くが速く手前は緩くなっているが浅い。その浅場と沖の深場の境目に黒い影が見えたが、水面は全く無視で泳ぎ去ってしまう。橋周辺での反応が見つからないので少し下流に移動しながら対岸へ渡渉。オーバーフローの流れ出し下にも反応はないので、本流横を回り込んで用水路横に出る。用水路は本流に比べて濁りがひどい。工事現場を流れて来たので、掘り返されたばかりの用水路の濁りの中から1尾濁りが入っているのかも知れないと思いながら、水門前を覗き込む。水中が全く見えないので水面の変化を注意深く探していると、対岸ギリギリに反応の波紋が広がった。上下にランダムに移動しているので、取りあえずその下流側にキャスト。しかしフライの向こう側を移動していく。[もう少し岸際か]と波紋を探して岸ギリギリに落として待つ。幾度かキャストを繰り返した後、やっとフライに反応してくれて1尾目をゲット。これを記録撮影した後、同じポイントで次を探す。いつもなら全て居なくなるのに濁りのため数尾が残って居て時々波紋が広がる。しかし水面に反応することなくいつの間にか反応が消える。[ここはダメか]と言う事で上流に向かう。上流に向かいながら平山橋の橋桁のすぐ上流にある、水中のコンいないと思っていたらクリートの塊の下流にできている巻き返しを覗き込んで見る。最初気付かなかったが、岸際のコンクリートの間に尾鰭が2つ見えた。反応するかどうかサーチして見ると、すぐに頭が水面に現れたので急いでラインを引き出し水面に落としたがラインが短く手前に落ちてしまう。急いで手繰ったところ、手前の枯草に引っ掛かってしまう。コイを脅さないようにしゃがみ込んで移動しフライを外す。しかしコイは目の前から下流に移動。その移動先に向かってキャストを繰り返し何とか2尾目をゲット。下流から次々に回遊はしてくるが、警戒しているのか水面には無反応。暫く粘ってみたが追加できそうにないので、用水路上流のブロック帯へ移動。水路は茶色に濁り透明度は10cm程しかない。この濁りで水面へに反応を期待す濁りのため沈めたがるのは無駄なので、インディケーターを付けて沈めて見る。しかし当たりが出ない。落とし場所を色々変えながら流していると、やっと当たりが出た。急いでロッドを立てると、重量感が伝わってくる。しかしいつもと違いコイの動きが遅い。遅いというか掛かっている実感が全く無いような動きで重いだけ。[かかっているのかな?]と心配になり少し強めにロッドを立てると、水面のティペットが左右に揺れて、その先に魚が付いていることを教えてくれる。しかし走らない。[スレだろうか?]と心配になり水面に浮かせようとするが、なかなか浮いて来ない。やっと水面に見えたのは尾鰭でフライが刺さっている。[尾鰭か]と確認できたので慎重になる。濁りで見えないブロック帯を予測して、その上を通るように誘導して連続でスレ掛かり手前の流れに引き出し、少しずつラインを手繰り何とかネットイン。次はすぐに当たりが出てしっかり口に掛かっていたが、その後の1尾はアゴの裏側へのスレ掛かり。[タナが深すぎて、ティペットに触った反応に合わせたからスレたのだろう]と考え、棚を浅くしてみたが、今度は当たりが出ない。その内流れの透明度が急によくなりはじめ、それまで見えなかったブロックが見え始めた。[この位透明度が良くなれば…]と期待してキャストを繰り返しやっとヒット。しかしこれも胸鰭へのスレ掛かり。釣れてはいるが4尾の内3尾がスレ掛かりで今一納得がいかない。棚を浅くして粘ってみたが、透明度が回復しているにもかかわらず当たりが出ない。途切れた反応に我慢しきれず移動する。床固横を下り、下流右岸の細流へ複雑な流れの中から行ってみるが反応ナシ。[やはり入っていないか]と言うことで、そのすぐ横の床固下に行く。速い流れの様子を見ていると、回転している流れの中央付近で反応が出る。しかも口が大きい。[どこから流せばいいか]と様子を見るが、下流側からは上流側の太陽の反射で全く水面が見えない。横からキャストすると、手前の巻き返しでドラッグが掛かりフライは直ぐに動き出す。落とし位置を色々探っている時上流側に頭が出た。岸寄りの流れにラインが載るようにキャストした直後、ラインの前方に頭が出た。フライに出たのかの確証はないが、ロッドを立てるとヒット。何処で取り込もうかと考えているとコイは一気に下流に走る。下流の川底に並んだブロックの間をすり抜けながら一気に下流へ。それを追い掛けながら[ここもポイント下流で連続2尾なのに]と次に期待していたポイントにコイの姿を見つけるも、その横を通り過ぎて下流へ。もう一段下流の緩い流れの岸際に誘導して何とかネットイン。コイを追い掛け通過したポイントに戻り様子を見たが既に姿は無く下流に移動。取り込んだポイントの下流側の岸際の緩い流れの中に反応を見つける。流れに入り反応している筋にラインを落とし反応に向かって送り込む。遅い流れにイライラしながらも2尾連続で釣り上げる事ができた。最近このポイントでの釣果がなかっただけに、今日の3発は気分がいい。合計9尾は浅川ではちょっと不満だが。



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