Top-Image

line

こんなに居るのに釣れる数が少ない (2014/4/12)こんなに居るのに
4月12日、昨年の秋にウェーダーの水漏れがひどくなり、間違えて買ってしまっていた非透湿のウェーダーで冬場を凌いできた。暖かくなってからのことを考えて日頃から探していたのだが、品切れ状態でなかなか入荷しなかった。冬場は問題なかったのでしばらく探さなかったが、暖かくなってきてズボンに水滴が付くようになり、慌てて透湿ウェーダーをネットで探した。出漁日数が多いので高価な物を購入する気は全く無く、予算は10,000円以下。それをやっと見つけ、久しぶり桜は散ってしまったに軽いウェーダーで出漁。場所はいつもの浅川平山橋周辺で、到着してみると2週間前には僅かに咲き始めていた桜が全て散ってしまっていた。そういえば間が2週間あいていたから仕方がないのだろう。そんな桜を眺めながらロッドを抱えて河原に降りる。平山橋の上流側の流れは平水状態になっていたが、流れは幅が狭くなったのか以前よりも速い。そんな流れにコイの反応を探したが、橋の上流側は全く反応が出ない。最近、橋の下流で出ることが多かったがこの日はそれも出ない。左の用水路に行くため岸辺に上がって少し下流に行ったところで流れを見ると幾つも沈んでいるのが岸近くに集まっている。様子を見たが全く水面に興味を示さない。それを横目に用水路へ。橋の下から静に流れを覗き込むと、下流のオー小浮の無いのが沢山居るバーフロー周辺の水面が揺れている。水中のコイの動きを眺めると、左岸の岸辺沿いに数尾が移動している。そして時折岸辺の水際に頭を出して餌を漁っているのが見える。岸辺の草に引っ掛からない場所の岸辺ギリギリを狙ってキャスト。数回、岸辺ギリギリに落とせなくて横を素通りされたが、狙い通りに落としたら直ぐにヒット。取り込む間にも下流で反応しているのが見えたから[次はあいつだ]と落とし位置まで考えていたが、リリース後にはその姿は消えていた。上流のブロック帯に向かって歩きながらすぐ横の本流を覗き込むと、沈んだコイの姿が幾つも見える。[どうすればあれが釣れるのだろう]と考えながらブロック帯の前に到着。流れを見ると透明度のいい流れに幾つもコイの姿が見える。10尾程度の群れが1尾しか釣れない幾つもあり、こちらの気配を察知したのか順番にブロックを越えて向こう側の深みに移動していく。前回と同じように群れの数を数えてみると、やはり50尾以上が入り込んで行く。[こんなにあの狭いブロックの間に沈んでいるのだから…]と思うと楽しくなる。しかし最初は浮いているコイを探す。上流の狭い流れから、少し広くなるところの奥にブロックの下が広くなっているところがあり、そこに回遊してくるのが居るはずなのだが、全く廻って来ない。水面に見えるのはアカミミの頭だけ。そのポイントに回って来たとき反応してくれるようにサーチしておいて、インディケーターの準備。フライを結び終えて、さあキャストだと思ったとき、サーチに反応が出た。2尾が窪みの前を回遊しているので、慌ててインディケーターをブロックを擦って2尾ブレイク外し、フライを結び替える。しかし結び替えで目を離している間に、回遊する姿は消えてしまう。ガッカリしながらフライを取り替えてキャスト。当たりはすぐに出て開始直後にヒット。[あんなに居るのだから]とさい先の良いスタートに満足しながらネットイン。次の当たりもすぐに出てヒットしたが、手前のブロックの上まで誘導したが、向こう側に逃げ込まれた瞬間にブロックを擦ってブレイク。しかしその後は40分の間に3尾をゲット。2時半を過ぎたとき、当たりに合わせたら途中で外れウロコが1枚。次のヒットはポイント中を走り回った末に外れてしまう。それからしばらく反応が途切れたが、やっと次がヒット。しかしこれもブロックの上から急に向こう側に逃げ込み、横に走った瞬間にブレイク。結局9尾ヒットし戻ってはいたがたが取り込めたのは5尾だけ。おまけに反応は完全に消えてしまう。あれだけの数が居たのに5尾しか釣れないのは残念だけど、当たりが出なければどうすることもできないので、下流を期待して移動。前回反応のあったオーバーフローの本流との合流では全く反応が無いので、床固下へ一気に移動。右の細流を覗くと、下流側の水面に尾鰭が出ているので[戻って来たか]と流れ込みから様子を見たが、全く反応しない。床固直下の巻き返しは全く反応ナシでその下の段差も反応ナシ。次の狙いはその下流の広いポイント。右側の緩い流れの様子を見ると、元気な反応が幾つも出る。流芯の中でも反応するが、こちらは流れが速くてフライの送り込みがうまくいかない。見つけた反応がだんだん下流に移動していくので、初めは流芯にラインやっと7尾目を載せて下流に流し、反応の手前まで来たところで送り出しを止めて、緩い流れの中にフライを送り込む。そのままにしておくと途中のラインだけ流れて行くので、ロッドを煽って途中のラインも緩い流れに入るように調整する。全体のラインが落ち着いたところで、送り出しを再開し反応しているポイントに送り込む。緩い流れで少し時間がかかるが、距離をつめるよりもヒットの確率は高い。しかし反応するポイントが刻々変化するので、なかなかうまくフライとコイがジョイントしない。幾度も流し直してやっとヒット。しかしそのヒットの後は反応が消えてしまう。時間はまだ残っているので下流に移動。しばらく波立つ瀬が続いたところでやっと落ち着く流れになるが、以前より浅く短くなったためかコイの数が単発の反応だけ少ない。反応も単発で出ただけですぐに沈黙。その下流は右岸のブロックに突き当たる流れで、以前は深みのあるトロ場になっていたが、最近は浅く狭いポイントになり、コイの数が少ない。今回はもっと浅くなっていて、1尾の姿が見えただけ。結局、そこより下流への移動を諦め上流に戻る。途中夕陽がきれいな夕焼けだった。日没後の僅かな時間で反応の一番多かった下のプールへ行ってみたが、反応とフライの位置関係がうまく把握できず、カラ合わせの連続で追加できず終了。しかし平山橋周辺も厳しくなったから、新しいポイントを探さないと。




line
サイトマップへ
Copyright © 2014 Katsumasa Fujita
カワウ オオバン