Top-Image

line

あちこちポイントを探ったが、どこも渋い (2014/4/19)2時間後に出た72cm
4月19日、浅川が渋くなってきているので[どこか新しいポイントを探さなきゃ]と考えながら、いつもの様に浅川へ向かっているとき[ここの様子を見てみよう]と二ヶ領上河原堰の下で途中下車。取りあえず三沢川の流れ出しから始めようと水門前に来たけれど、目の前のプールにはヘラ師が水際に座り込んでいて、キャスト出来る場所がない。しかも目の前の流れは以前に比べ三沢川からの流れ出しが弱く、全体が堰からの大きな巻き返しになっていて、コイの反応が出ない。二ヶ領上河原堰周辺、反応ナシそれなら[マルタの様子でも見よう]とプールからの流れ出しに行ってみたが、波立つ瀬の中にマルタの水しぶきは全く見られない。右岸沿いに少し下って、下流の[昭和用水]の出口の見える所まで行って見たが、やはり反応が出ない。左岸に渡渉して用水の前に行けば少しは反応があるかも知れないがそれ程数が期待できそうにないので諦め、堰の上流側に行くことにする。堰を横に見ながら、堰と京王線鉄橋の中間点から流れの様子を見るが、以前と流れが全く違っている。一昨年の暮れから、このポイントの中州が重機で削られてしまったから、それまで中州で左右に別れていた流れが一つになり、岸際の流れが遅くなり淀んで浅くなっている。回遊する姿が全く見られないので、すぐに鉄橋の上流側へ移動。斜め護岸に張り付堰の上も反応ナシきながら岸際の様子を見たが、ここも反応が出ない。それでも[何処かに居るはずだ]と流れと同じ速度で下流に下って行く。鉄橋との中間点当たりで、水面に反応があったが、岸辺を散歩する人が横を通ったため沈黙。戻って来る気配もないので、ここを諦め移動先を考える。浅川まで行くには時間が足りないので下流の登戸を目指す。途中、昨年アユ釣りをやったとき[ここはコイが廻って来るだろう]と気になった場所があったので、そちらの様子を見に行く。アユ付き場の瀬の下流右岸の緩い流れがあり、そこを重点的に狙っていると、前触れなしに一気に飛びついて来て半分向こう合わせでヒット。沖に向かって走るのを何とか押しとどめては見たが、その強い引きにラインは引き出されるばかり。20ヤードほど走ったとこやっと1尾目がヒットろでやっと一息つくが、寄って来ないばかりか、対岸近くに止まったままで動こうとしない。少し強く引くと微かに動いてはくれるがやたらに重い。いくら流れが速いといえどこの重さ、大型の期待がふくらむ。少しずつ、少しずつ寄せて、やっと右岸前に誘導。流れに入り、岸との間の上流側に誘導してから、下流に頭を向けてネットイン。その重さに満足しながら岸辺に運ぶ。フライの刺さった口の写真を撮ろうとしたとき、その口元にフライとは違う金色のハリが光っている。しかも口の内側から刺さったハリが表側に突き抜けている。口の中から外すことは難しそうなので、表面から引き抜く。開始から2時間後の貴重な1尾。その後、そこから下流を覗いてみたが全く反応ナシ。それ以上下流に行くのは時間の無駄なのでマルタの水しぶきが見えた、ここを切りあげ登戸に移動。いつもの宿河原の堰の下右岸から始めたが、下流にはナマズ狙いのルアーマンが二人いるので、思うところに流せない。目の前にはマルタポイントになる瀬が広がっているので、そこを眺めていると、時折瀬に水しぶきが上がる。産卵の最盛期にはほど遠いが、確かにマルタの水しぶき。これを見つけたらそのまま素通りはできない。何しろここは釣りビジョンの撮影時、増水で全く釣りのできなかったところだから、何としてでもリベンジをしたかった。ルアーマンの後を通過して下流の浅場から中州に渡り、水しぶきの出る流れの横に行き様子を見る。流れには黒い塊が幾筋か見える。その黒い筋に向かってインディケーターを付けたフライを流す。初めはなかなかヒットしなかったが、落とし場所を遊んでくれたマルタ達色々変えている内にヒットのコツが掴めてくる。黒い筋の上流にフライを落とし、ラインをメンディングしてティペットとラインが流れに対して直角になるように流しながら、インディケーターの止まるのを待つ。少しでもインディケーターに変化があればロッドを立てる。何も無ければ落としてからほんの数秒で流しきってしまうのですぐにピックアップして再び上流にキャスト。これを繰り返している内に短時間でヒットするようになり、1時間で6尾。しかしこの6尾は全て婚姻色鮮やかなオスで、オスはメスに比べて少し小型なのが悔しい。浅場でフックを外してもそこから自力で泳いで逃げることができないので、首根っこを掴んで持ち上げると、したたる水と一緒に放精する。それを流れに放してポイントに戻る。今最下流部まで反応ナシ年3回目のマルタをゲットできたのでほどほどで切りあげ上流のポイントに移動してコイ探しに戻る。しかし下流からの風が吹き始め、水面が波立ち反応は出ない。中州を切りあげ右岸の戻り、自然石護岸前を探りながら下流へ。しかし全く反応ナシ。最下流部から遙か彼方に出るはずの反応を期待しながら待ったが、何も出ない。少し早いが切り上げようかと思いながら上流に向かう。中州のマルタポイントにはルアーマンが3人ほどキャストを繰り返しているがロッドは曲がらない。それを眺めながら最初に水辺に降りたところまで来た時[そういえばここはちゃんと探っていなかった]事に気付き、もう一度様子を見る事にする。いつもの様に岸際の緩い流れを重点的にサーチすると、10mほど先で反応が出た。しかし反応は数少なく撒い岸際の緩い流れでたサーチにつられて下流に行ってしまう。[戻って来る]と信じて場所を移動しないで辛抱強く待っていると、少し以下流で頭が出た。頭は少しずつ上流に向かって近付いてくるので、手前からフライを送り込む。そろそろだと思ったとき右側から頭が浮いてきてフライが口に消える。途中マルタと遊んだがコイは4時間ぶりの獲物。ばらさないように慎重にやり取りしてネットイン。ネットインの時、直ぐ下流にもう1尾の反応が見えていたので、急いで記録撮影をこなしてキャストしたが、反応は消えてしまう。新しいポイント探しは難しい。



line
サイトマップへ
Copyright © 2014 Katsumasa Fujita
カワウ オオバン