Top-Image

line

その内崩れて用水路と本流がつながってしまうかも(2014/6/14)どんどん削られていく岸辺
6月14日、前週は梅雨入り直後の大雨で大増水。水位計を見ながら[行けばどこかで釣れる筈だけれど…]などと考えてはみたが、やはり危険が伴いそうなので出漁を断念する。
 週半ばは水位の下がり具合を確認しながら[まだ、少し高いけど…]といつもの浅川へ出漁する。
 途中で眺めた流れは少し濁りが残り、薄いブルーが入った流れ。途中の一番橋の袂から下流を眺めると、予想通り下流の用水土手が崩れている。[水位がちょっと中途半端だな〜。高くはなくそ上流に行ってみたが深いれ程低くもない]と言う事でそのまま途中の流れを横目に見ながら平山橋に向かう。
 平山橋のいつものところに着いてみると、床固は一面に水しぶきを上げながら流れている。ロッドを抱えて橋の下をくぐると、いつもは流れのない右岸側に流れができていて、橋の下の流れも川幅が広い。平水なら橋の真下で流れが落ち着いて、巻き返しができているがそれも無くストレートな流れが通過している。
 平山橋周辺を諦め左岸に渡ろうと思ったが、左岸際の水位が高く流れも速いので渡渉を諦める。[上流の幅の広いところなら、いつも浅いから渉れるかもしれない]と様子を見に行くが、思っていたよりも岸際が深く途中まで渡り掛けて引き返してしまう。
 左岸に渡渉するところは下流の床固の上かその上流側しかないので、取りあえ6〜7尾居たが1尾だけず床固の下の様子を見に行く。右の細流にも勢いよく流れ込んでいるので遠目から期待して眺めると、水中に沈んでいるブロックの横に黒い影が見えた。
 [入ってる!]と喜んで取りあえず撮影してから流れの横に行くが、見えていた影はどこにも見えない。流れ込みからサーチして見ると下流で元気な反応が出る。しかし途中の巻き返しが邪魔で、下流の反応にフライが流れて行かない。[どこから流せば‥]と考えている時、目の前の巻き返しに頭が出た。斜め上流にキャストしてコイの横を流すと素直に飛びついて来て1尾目をゲット。しかし残りのコイは警戒モードに入って、底近くに沈んでしまったので反応のなくなったポイントに見切りを付けて下流に移動。床固下のブロックの列の下にはコイは見えない。

 しかしブロックの低い段差の水しぶきに小アユが飛び跳ねているのを見つける。サイズは5〜6cmほどでまだまだ小さい。東京湾から来た奴だろう。撮影しようをデジカメを用意するが、なかなかジャンプにタイミングが合わない。動画モードに切り替えてみると、今度はジャンプ自体が出て来ない。動画を諦めもう一度スチールモードに戻して何枚も撮影する。[たぶんどれか写ってるだろう]と考えながら。
 アユを眺めた後、下流に行って見たが、やはり流れが速くコイの落ち着く場所が見つからない。下流を諦
小アユのジャンプ
め床固直下の速い流れの様子を見ると、右端の巻き返しの中に水面まで浮いて反応するのが居る。しかし流れが速く、コイの前方にフライを落としてもすぐにドラ巻き返しの複雑な流れからッグが掛かってしまう。立ち位置をあちこち変えながらキャストを繰り返しながら、やっと流れ込みから送り込んで喰い付かせることができた。速い流れを逃げ回るのを何とか取り込んで見ると74cmの大物。しかし他は全て消えてしまう。
 上流に行く前に、初めにコイを見つけた右の細流の様子を見に行くと、黒い影の水面への反応が復活していた。やはり速い流れにいるのはフライが届かないので巻き返しに居るのを狙って、何とか1尾追加。
 下流を切り上げて床固の上の浅場を渡渉して左岸に渡る。[旭が丘排水出口]前で若者がコイを掛け取り込みに苦労しているのを、ネットを使って取り込みを手伝う。「コイは初めてなので」と言っていたが仕掛けはコイ用。今まで釣れなかったことか?等と考えなが5尾ヒットだが取り込めたのは1尾ら上流へ。
 平山橋の下から[東豊田用水]の水路を覗き込むが水位が低い。オーバーフローの仕切り板が一つ外れているからだ。水路を上流に向かって行くと、本流との境に茂みがあり、その茂みをかき分けてブロック帯の前に行くのだが、本流側が削られて用水路との間は僅か1m程しかなくなっている。生えている草は本流側に流れで押し倒されているから、その内境は崩れて水路と本流はつながってしまうかもしれない。
 そんな事を考えながらいつものブロック帯前へ。水面での反応が出たので喜んでキャストし、直ぐにヒットしたが、下流に走られブロックを擦ってブレイク。何とか次は取り込んだが、反応はストップ。沈めてみるがなかなか反応が出ない。しかもやっとヒットした2中州の下流の緩い流れで尾は連続ブレイクで取り逃がしてしまう。最後にもう一度水面の反応を探すと反応が出て、ヒットしたが途中で外れてしまう。結局粘ってみたが5尾ヒットしたのに1尾で、アカミミが4尾。
 どこに行くか悩みながら橋の下をくぐったところで左のオーバーフローとの合流点の境目で反応を見つけ1尾追加。しかし1尾でおしまい。もう一度床固下の様子を見たが反応ナシ。時間は6時だから終了まで1時間ちょっと。平山周辺は期待できないので一番橋に移動を決める。
 一番橋下は中途半端な水位で[東豊田用水]の水門前にコイの姿は見えない。流れは減水時よりは少し高い。水門前の中州は微かに水没している程度で中州の内側のブロック帯は流れがなく、コイの影が見える。しか中州側からキャストしてし岸辺に立つとコイは移動してしまうので中州側に移動してそちらから狙うことにする。
 水没している中州に立ち、左岸に向かう流れを見ると、ブロック帯のところから下流に向かう流れの向こう側の緩い流れにコイの姿が見える。流れに逆らわない筋を見つけて、ブロック帯にフライを落として1尾ゲット。取り込みはブロックを避けるため左岸に戻って取り込む。そのまま下流に移動して左岸から下流を狙い2尾追加。しかし、最初からここに来れば良かったと思う程の反応ではなかったが、3尾釣れたのはラッキーだった。増水の治まるのが待ち遠しい。



line
サイトマップへ
Copyright © 2014 Katsumasa Fujita
カワウ オオバン