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ひと雨降ったら急に増水してきた(2014/6/29)ひと雨降った後に増水
6月29日、前日の好釣果に気分良く出漁下が、ポイントは二子だから、そうそう連続で好釣果は期待できない。
 取りあえず水位が治まっているはずの兵庫橋上に行く。予想通り水位は平水に近かったが濁りが微かに残り笹濁り。
 いつもの倒竹前に行くが水中にコイの姿は全く見えない。
 下流での反応を期待して眺めてみても何も出て来ない。
 コイが居るのは確かだから[どこかで反応するはずだ]と少し上流の崩れ護岸前に行く。対岸に向かってサーチして見るが反応が出ない。[増水の治まった直後だか開始20分で1尾目ら水面への反応は鈍いのかな?]と考えながら対岸を眺めていると、突然大きな口が水面に現れた。
 [居た〜]と喜んでその口の進行方向にフライを落としたが、手前の流れが速く、コイがフライの到着する前に動き出してしまう。着水から動き出すまでの時間は僅か7秒。この時間を長くすることはできないので、できるだけコイの近くにフライを落とすしかない。
 狙いを定めキャストするとかなり近くに落とす事ができた。コイがフライに気付き、向きを変えて口を開けたのを見て合わせたが空振り。
 タイミングは申し分なかったはずなのにヒットしなかったのは、フライが口に入る直前に動き出してしまったからだろう。コイは何も無かったように回遊を続け幾つも入り込んでいたがている。
 幾度かキャストを繰り返し、フライに向かってやっと口を開けてくれたが、今度は直前で潜ってしまい姿が見えなくなる。しばらく待っていると再び現れたので今度も落とし位置を狙ってキャスト。少し遠目に落ちたフライに向かって口が開き、やっとヒット。取り込んで見ると口の大きさに期待したとおり71cmの大型。開始から20分後の初ヒットだった。
 早めのヒットに気分良く次の反応を探したが、全く姿が見えない。やっと対岸ギリギリに反応が出ても、移動が予定通りでなく、途中で止まってしまう。
 活性が良くないので、ここを切りあげ移動を決める。と言ってどこがいいと考えているわけではなく、取りあえず本流を覗いてからこの流れの下流を予定して移下流の流れで3尾ヒット動。本流は増水で水位は30cm程上がっていて流れが速いが濁りはほとんど無い。速い流れのためか反応がでない。
 本流を諦め、先の流れの下流に行くため二子橋下の流れを渡っているとき、橋の下のワンドが良さそうなので様子を見る。兵庫橋からの流れに幾つか反応が出たので期待してキャストしたがなにも反応してくれなかった。
 そのまま目的のポイントに行き、流れ込みから様子を見ると、目の前5mのところで反応が出たが反応は一瞬のうちに消えてしまう。居阿蘇委で周辺にキャストを繰り返すと、少し離れたとこれで反応が出てヒット。
 流れ込みでの反応はこれだけで消えてしまったが、下流側に移動して流れ出しの前で対岸前にキャストして2尾連続ヒット。しかし途中で幾つもフライには反応し黒い雲が出て心配したがてくれたが、直前でターンするのが多く見切りが激しかった。最近ここにフライマンの居ることが多く、その影響だろうか。ポイントでの反応が消えてしまったので、そのまま横の本流へ移動。
 本流は水位が高く、いつもの岸辺は水没していて岸辺の深さが判らない流れが速くコイの気配がない。
 反応を探して下流に向かいながら空を見ると、遙か上流に黒い雲が現れる。風向きを見ると、黒い雲はこちらに来るとは思えないので少し安心する。
 速い流れが岸際出水没している茂みで遅くなるところがあり、その茂みのすぐ前で反応が出た。草に引っ掛からないギリギリの処にキャストして流していくと、水しぶきを上げて飛びついて来た。フライが口に入ったかどうかを確認する前に、反射的にロッドが立ち手ヒット直後に雨が降りだす元にコイの反応が伝わりヒットを確認。
 ヒットしたコイはすぐ横の速い流れに入り込み下流に走る。何とか寄せることができても、岸辺の茂みで取り込む場所がない。取りあえず下流の取り込めそうなところまで濃いと一緒に移動することにしたが、その時急の辺りが暗くなり、ポツポツと雨粒が落ちてきた。
 黒い雲は去ったので安心していたら、それよりは薄い雲が頭の上に広がっていて、そこから雨が落ちてきた。カッパを着たいところだが、コイに引かれて下流に移動中なので着ることができない。
 途中、幾度か取り込みを試みたが、流れが速くて岸辺に寄せられない。やっと下流の浅い茂みの所まで来てネットイン。採寸するより先にカッパを着込み、降り始めた雨の中で記録撮影。これをリリース後、雷が鳴りいつもは流れのないところで始めていたので取りあえず上流の二子橋の下に避難。20分程で雨が止んだので、下流を諦め上流側の様子を見に行く。
 兵庫島横の出っ張り周りは、コイが回遊してくるには速すぎる。雨で人影が無くなったので回遊しているかもしれないと慎重に探してみたが姿は見えない。
 次に期待できるのは、新二子橋より上流の左から流れがぶつかる所のワンドで、上流から斜面を降りたところにいつもは見られない流れができていて、そこを渡ろうとしたとき足元からコイが逃げ出した。
 [エッ、こんな所にまで入り込んでいる]と驚き、その下流に向かって様子を見ると反応が出た。急いでフライを送り込むとヒット。いつも流れのないところも増水時にはポイントになるのだ。その下流のワンドのシーバスもジャンプ中では、幾つもコイの姿が見えたがほとんど動きが無く水面近くに定位していて、喰い気ナシ。
 再び兵庫島横の出っ張りに戻って見ると、2時間前より水位が上がっている。上流に降った雨の影響だろう。その出っ張り周りにコイの姿を捜していると、草の根元に見つける。暫く粘ってヒットしたが、横の鎖の下をくぐって流れに走り、止めようとしたら外れてしまう。
 目の前の出っ張りの白波の中に、小アユが一斉にジャンプし、40cm程のシーバスが水しぶきを上げていた。[増水時にはシーバスもここまで来るのか]と驚きながら[二子で6尾はまずまず]と終了。


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