Top-Image

line

久しぶりの早朝出漁だったが(2014/7/13)大きくはないがきれいだったので
7月13日、ワールドカップや早朝の地震速報などで生活リズムが狂い、前日は出漁時間までに起きられなかった。生活時間を成城に戻すため久しぶりに早朝出漁する。
 最近、変形性形骨症と思われる症状が出てバイクの運転中に右手がしびれたり痛くなるので、浅川への遠出を取りやめ近場の二子に行く。
 明るくなり始めると同時に家を出て河原に着いたのは4時半過ぎ。水辺に人影はなく[これなら本流の様子が見られるぞ]と喜んで本流を目指す。取りあえず二子反応は出たがすぐに消える橋上流から橋の下に向かって様子を見ると、橋桁のすぐ横で反応が出た。しかし橋桁直前は水深が浅く橋桁周りは流れが入り組んでいる。その流れを理解するまでは幾つも反応が出たのに、ポイントにフライが流れ始めた途端に止まってしまう。
 暫く粘ってみたが復活しそうにないので、橋の下を通過して下流へ行く。遠くのポイント終点辺りには既にアユ師が立ち込んで竿を振っている。[あそこに居ると言うことは、この岸辺を歩いたかな?]と岸近くに居るはずのコイの反応が気になる。
 橋桁下から下流に広がる新しいワンドの様子を見るが、流れ込み近くに反応が出ない。[やっぱりダメかな?]と思いながら岸辺を少し下ったとき、水辺にラジコンボートが漂着しているのを見つける。[上流でコ40ヤード先でヒットントロールできなくなって流れたのかな?]と持ち上げてみると、思っていたよりも軽い。フタを開けて中を覗いてみると、メカもバッテリーも無く取り外せないモーターが付いているだけ。ここに流れ着く前に中身を抜かれたのだろう。
 それを横目に下流の様子を見ていると、ワンドの最下流部で反応が出た。巻き返しの端と流芯の境目から送り込むが流れが遅い上に距離がかなりある。境目の流芯側にラインを載せて送り込むこと40ヤード。そろそろかなと思った時、正面から頭が現れヒット。しかし右の速い流れに逃げ込み全然寄って来ない。引きの強さからそれ程大きくないことは判るから焦ることなく寄せに入り、10分掛かってやっとネットイン。反応はポツポツ出るが、増水で岸際の底が削られて岸茂みの下から廻ってくる際の流れが速くなり、反応は出るのだがそれに対応できない。しかも、遠くに反応を見つけるが距離を詰めるとその間に反応は消えてしまう。
 下流にアユ師が居るので下流を諦め、横の兵庫橋下流の流れの様子を見に行くが、二子橋下で本流に分岐する流れの水量が多くなり、下流への流れが細くポイントはほとんど流れていない状態で反応がない。
 下流を諦め兵庫橋上に移動すると、いつものポイントは無人。流れに入ったとき、上流にカワウが1羽止まっていて近付いてもなかなか動かない。これを撮影後、流れの様子を見たが反応がコイの気配がない。
 時折回遊しては来るが底近くに沈んだまま目の前を通過して行くそれでも[いつかは廻ってくる]と信じて何も無い水面を眺めながらひたすら待ち、1時間以上経回遊はあるが見切られるったときワンド横の茂みの中に頭が現れた。進行方向が下流を向いているので、下流の茂みの終わるところに落として出て来るのを待とうとしてフライを落とした瞬間、着水したフライに驚いた波紋が広がった。ちょうど下流から回って来たのがフライの下にいたみたい。[ワッ。居た〜]と驚いたが狙うコイはまだ到着していないのでそのまま待つ。
  そろそろ来るだろうと思ったとき、水面に頭が現れる。反応の渋い中、辛抱しながらの1尾は嬉しい。
 しかし次の反応は現れない。我慢しきれず下流に移動してみる。ポイント最下流部のワンドへ行くと下流から黒い影が廻ってくるのが見える。しかも水面近くに浮いていて、時折反応する。[居る居る]と喜んでその進路にフライを落として廻ってくるのを待つと期待通倒竹を処理して[虎の穴]復活りのコースを進んでフライに向かって来る。頭が水面に向かい口が開き、次に口の中に入ると期待した瞬間、水しぶきが上がって反転して見切られてしまう。次の回遊も同じように喰い付く直前までいったが、こちらはそのまま沈んでしまう。
 下流を諦め最上流部に行くがコイの反応が無い。流れを下りながら岸際の様子を見るが反応ナシ。
 再び1尾ゲットしたポイント前に立っているところに木村さんが登場。「ワールドカップを見てから?」と聞いてくるから「見る前に出掛けた。色々リズムが狂っているから」と答える。しばらく話をした後木村さんは本流の様子を見に行く。全く反応が期待出来ないので、奥に反応が出るのにキャスト出来ない[虎の穴]の入口の倒竹を整理する。太い竹をアーミーナイフの気持ちよく飛び出してきたノコギリで、細いのはナイフで切り取り、奥までキャスト出来るかどうか途中で様子を見てから、残っていて邪魔そうなのを取り除く。
 ポイントを落ち着かせるため上流の様子を見に行っている間に木村さんが戻ってくるが釣れていない。
 それを見ながらキャストしていると、横から勢いよく飛び出してきてヒット。強い引きで取り込みに少し時間が掛かったがネットイン。記録撮影後ネットに入れて木村さんの所に行き記念撮影してもらう。
 その後、下流で様子を見ている木村さんの所に行くと、黒い影が時折目の前を回遊している。しかし途中から対岸側に行き上流か下流に消えてしまう。そんな時喰い気のある回遊が出た。木村さんが落としたフライに飛びついてきてヒット。「やった、いいサイズだ〜悔しそうな木村さん」と声を掛けているとき、上流側の倒竹の下に入り込んでしまう。「あっ、入っちゃった」と叫んだが、時既に遅く木村さんのロッドは真っ直ぐになっていて先端にフライがない。
 「いいタイミングでヒットしたのにね」と声を掛けるが「あそこに入られたらどうしようもない」と悔しそう。しばらくキャストを続けていたが反応が無い。
  木村さんから「帰ります」と声が掛かり「私もパンが無くなったから帰ります」と答えて二人一緒に流れから離れる。
 久しぶりの早朝出漁は8時間頑張って惨敗だった。


カワウ


line
サイトマップへ
Copyright © 2014 Katsumasa Fujita
カワウ オオバン