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カナダの[釣り]と[ロッキー観光]の旅(2006/7/25)
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カナダの花

7月25日、9時にお迎えが来て向かった先は150km先の Oldman River。ロッキーの谷を南に進んで山道に入りいくつも峠を越えて辿り着いたのが下の写真の様に嫌いな水が流れる渓流。流れの感じは日本の渓流とそれほど差がないが周りの景色は全然違う。樹木は針葉樹で山肌は岩盤で地層がはっきり見え、まさにロッキー。川幅の割に流れは浅いが大きな岩が点在しその裏側の巻き返しなどポイントは無数。
今日はマイクにカミさんの面倒を見てくれるように頼んであるから私はフリー。「今度はこのフライで」と交換されることもなく、思う存分自分のフライを楽しめる。ホッパーはシーズンが少し早く、ゴールデン・ストーンはシーズンが終わってしまったと言うことなのでとりあえずマイクお勧めのアント(BF フライング・アント)から始める。
狙ったポイントの2遠目で早速ヒット。マイクがすぐに飛んできて横で心配そうに眺めていたが問題なく岸辺まで運んだ。水辺で写真を撮ろうとしたら「岩のあるところはダメだ。魚の目が傷つくから」と身振りを交えながら言っている。「浅瀬ならいいだろう?」とこちらも場所を指さしながら説得し、了解をもらっていつもの記念撮影。釣れたのは30cmのカットスロートで初めてみる顎の裏のオレンジ色が印象的だった。
マイクはカミさんの所に戻ってレクチャーを再開。すぐにヒットしたが慣れていないカミさんのラインさばきでバラてしまったようで、悔しそうにこちらを見ていた(笑)。私は対岸にライズを見つけ岸ギリギリに PMD Tan #17 を落とすと直後に食い付いてきた。今度は先ほどより良型で43cm。
まだ釣れそうだったがカミさんの場所の反応が鈍くなったようで、マイクはポイントを変更すると言ってきた。車で少し下流に行き流れの見えるところまで斜面を下り、そのまま川に出るのかと思ったらまた岩場を登ってその向こう側へ。そこは崩れた岩盤の間に1mほどの落差のある小さな滝が2カ所ほどある場所で、マイクはカミさんと一緒に流れ出しの浅い流れを攻め始めた。こちらは滝の横の巻き返しの深場へ。川底は岩盤に沿って盛り上がりがあり、その頭頂部横でライズを発見。すかさず上流側にフライを落とし流れに載せて送り込むと直ぐにヒット。
マイクはカミさんと一緒に向こうを向いているからこちらは気楽なやり取りで3尾目をゲット。今度は32cmの少し小型のカットスロート。続いて同じフライに22cmの小型がヒット。小さいと落胆したが気を取り直してキャストすると次が直ぐにヒット。しかし今度は途中でバラシてしまう。その次のヒットは川底の岩の向こう側に逃げられラインブレイク、と一通りのトラブルを経験。
カミさんもマイクの言うとおり流れに横からキャストして小型を連続でヒットしているが写真を撮る余裕も与えずリリースされている。
この頃、空に黒い雲が掛かり始め、カミさんがカッパを持ってきていないことを告げると、マイクはここを引き上げて車にカッパを取りに戻ると、カミさんが言ってきた
。ここが釣れているのに・・と思いながらも彼らの後ろに続いて崖を登り、景色の良い高台で記念撮影。マイクは私に下の流れを指さし「あの左側の緩い流れがいい。ライズがいくつもあったから」と教えた後二人で車に戻った。
一人で河原に降り流れを見ると確かにライズがある。しかし立ち位置と魚の位置が逆で上手く魚の所にフライが流れて行かない。その内二人が戻ってきて「どうだった?」と聞くから「No fish!」と答えた。それじゃと言わんばかりに私を流れ出しの波立っているところに連れて行き、速い流れの向こう側の緩い流れを釣れと言う。マイクが「途中の速い流れですぐにドラッグが掛かってしまうポイントは、こうやってキャストするんだ」と実際に見本を示す。
ラインを空中高くに止めてスラックを掛けながら水面に落とし、速い流れに乗ったラインだけを上流にメンディングする。なんとフライは向こう側の遅い流れをゆっくり流れているではないか。渓流での釣りをあまりやってない私にとって[驚き]だったが自分でやってみるとこれがなかなか上手くいかない。幾度も失敗しながらキャストし、幾度目かに上手く流れるように落とせたらすかさず「Very Good!」と声が掛かる。
上手く落ちたフライに、もうすぐドラッグが掛かりそうになったのでピックアップしようと腕が動いた瞬間、白く輝いた魚体の反応が見え水しぶきがあがった。しかし、その瞬間、フライはすでに空中に飛んでいた。マイクが「あれはカットスロートではない。もっと大型のブル・トラウトだ。同じフライを流しても反応しないからフライを変えろ」と言う。慌ててフライを交換したがそれ以後反応はない。
マイクは対岸に渡ろうと流れに入り込んだが、大柄の彼なら問題なく渡れる流れも私には腰近くまであり深い。途中で諦め岸に戻ろうとした瞬間、段差のある川底に右足を引っかけよろけてしまった。右側の浅い川底に右腕を支えに何とかバランスをとろうとしたが中腰のまま流れに座り込んでしまった。いわゆる[沈]ですね。ウエストポーチもベスト右胸ポケットのデジカメも水没したが左胸内ポケットのタバコは大丈夫だったのはラッキーでした。慌ててデジカメの電池を抜いて河原に置きウエストポーチもチャックを開いて裏返しにして釣り再開。
浸水して冷たくなってきた下半身を気にしないでそのまま下流の浅瀬から対岸に渡り43cmをヒット。対岸からカミさんに撮影してもらったが手元にデジカメがないのでいつもの記念撮影は出来ない。その後マイクが上流へ向かってキャストして様子を見ているので私は下流にキャスト、すかさず37cmをヒット。これで7尾目。その後上流に移動して新しいポイントを攻めたがそれ以上は追加できず7時半で終了となった。
帰り道、マイクが急に車を停めて叫んだ「グリズリーだ!」見ると15m位ほど離れた茂みでしきりに地面を掘り返している熊が一頭。車をUターンさせ見やすい位置に移動してくれて記念撮影。彼も年に一度会えるかどうかと言うグリズリーとの遭遇で最後まで気分のいい釣りになった。
帰りの車で「明日は何処へ行きたい?」と聞くので「今日のように緩い流れで近いところがいい」と言うとしばらく悩んでから「OK、それじゃXXXXXにしよう」と言った。それが何処だか分からなかったのでお任せした。「近いから迎えは10時でいいね」と言うことで決定。帰り道も2時間以上掛かってホテルに着いたら10時過ぎ。またしても夕食はマックのハンバーガーになってしまった。
きれいな流れの Oldman River
やっと自由な時間がもらえた(笑)
慌ててマイクが飛んできた
まずまずの30cm
BFフローティングアントに食い付いたカットスロート
「あそこを狙ってショートにキャスト」
またしても。自由っていいな〜
今度は43cm
フライは PMD Tan #14
この崖登りはきつかった
この落ち込みの左側で入れ食い
32cmのカットスロート
カミさんにも連続で
今度はお馴染みラバーレッグで35cm
全てガイドがやってくれるお姫様釣り(笑)
この景色は日本では見られないね
マイクと一緒に記念撮影
「あの流れ出しの左がいいから」とマイク
その流れ出しで掛けたが途中バラシ
「いい型でしょ?」とマイク
直前に沈してデジカメが・・
対岸から撮ってもらった
ここなら一日中居てもいいな〜
初めてお目にかかった若いグリズリー
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