1.フライラインのコーティングを剥がす
フライラインの先端を約10cmほどアセトンに浸け数分待つ。柔らかくなったら爪等の柔らかいものでコーティングを剥がす。刃物などを使うとブレイテッドの部分を傷つける。編み目の中のコーティングまできれいにとらないと後の処理がやりにくい。 |
2.ビニールパイプを糸通しに通す
折り返したところを固定させるためのビニールパイプを2cm程切り糸通しに通す。 |
3.糸通しにラインの先端を通す
糸通しの先端にコーティングを剥がしたラインの先端を通しビニールをラインのコーティングの部分に移動する。少しきついくらいの方が後で抵抗が少なくなる。 |
4.ブレイテッドの部分に糸通しを差し込む
ラインの芯のブレイテッドの編み目の部分をかき分け、糸通しの先端がブレイテッドの中心の空洞の部分を通るように差し込む。中心をうまく通ったら2cm先から糸通しを外にだす。 |
5.ラインの先端を糸通しに通す
糸通しがうまく抜けたら、糸通しの 先端にラインの先端を通しラインの中を通るように引き抜く。
糸通しの先端の部分はラインが二重になっているので、ラインの入り口の編み目を広げるようにしなければ通りにくい。ブレイテッドラインは、引っ張ると細くなるが、弛めると横に広がるので、出来るだけ引っ張らないようにして通り道を作る。ここが一番手がかかる。 |
6.ループの大きさを調整する
ループが出来たらループの大きさを適当な大き さに調整する。小さすぎると接続したラインをはずすときにやりにくいので2cm位の直径にすると良い。余ったラインの先端はカットする。先端はラインの中に引き込み、端がのぞかないようにする。 |
7.接着剤を塗りチューブをかぶせる
ラインの二重になっている部分に、エポキシ 系の接着剤を編み目の中まで塗り込むように塗る。塗り込んだら、ラインの方に寄せておいたパイプを接着剤を塗った部分に移動させると完成。乾いたらループに指などを入れて強度を確認すると良い。 |
1.フライラインのコーティングを剥がす
フライラインの先端を10-11cmほどアセトンに浸け数分待つ。柔らかくなったら爪等の柔らかいものでコーティングを剥がす。刃物などを使うとブレイテッドの部分を傷つける。編み目の中のコーティングまできれいにとらないと後の処理がやりにくい。一部残っている場合は再度アセトンに浸けて柔らかくして剥がすといい。 |
2.[8の字フック]をラインに通す
今回使う道具は左の[8の字フック]
お近くの釣具屋さんで探してください。それをブレイテッドの先端から1.5cm位の所から差し込み2cmほどラインの中を通して抜く。
差し込む時はラインを弛ませて編み目が広がるようにするとし込みやすいです。 |
3.根本のラインをフックに引っかける
突き抜けたフックの先端に根本のラインを引っかけてフックを閉じ、通ってきたラインの中に引き込む。先端部がダブルになっているので通りにくいがラインを縮めて弛ませながら辛抱強く引き込む。 |
4.根本側の輪が無くなるまで引き込む
フックが通り抜けたら根本側に出来ているループ[A]が無くなるまでフック側のループを引っぱる。このときフライライン側のラインに余裕がない場合は[A]のループに繋がっているラインだけを引いてループを無くす。 |
5.外側のラインを移動しながら裏返す
出来上がったループを指で押さえ反対の指で外側のラインを軽く押さえて根本に向かって移動していくと簡単に外側のラインが裏返って移動していく。 |
6.ループの大きさを調整する
最後まで裏返すと先端の根本は表裏が反転した状態になっている。このとき内側を通っているラインを左右に移動させながらループの大きさを調整する。ループの大きさが決まったら中を通っているラインのフライライン側の出口に印を付け、この部分を少し引き出す。 |
7.先端をラインの中側に引き込む
フライラインの根本から[8の字フック]を差し込み、印を付けたところから外に出す。フックで先端部を引っかけ外側のラインを弛ませながら中を通し、ラインの先端をフックと一緒に外に出す。出てきた先端とループ側のラインを左右に引っぱり、お互いのラインの出入り口が密着するようにする。 |
8.心配なら接着剤を塗る
ラインの交わるところをズレないように押さえ、弛ませていた外側ラインの中側に先端を納める。もし先端に余りが有ればカットし先端が中に隠れるようにする。引っぱられると外側のラインが内側のラインを押さえるので決して抜けることはないが、心配ならエポキシをラインの中に擦り込み余分は拭き取る。結び目のないスッキリしたループの完成です。 |