 |
 |
|
東京のど真ん中を流れている多摩川にも、釣りをする時に守らなくてはいけない規則があるのをご存じですか?
いわゆる[内水面遊漁規則]です。渓流に漁業協同組合があって遊魚料を払わなくてはいけないように、多摩川にも漁業協同組合があり遊漁料が必要なのです。
多摩川は山梨県北部から東京湾まで130km以上の長さがあり、いくつもの漁協によって管理されています。河口から小河内ダムまでは[内共14号][内共13号][内共12号][内共3号][内共5号][内共2号][内共1号]の7つのエリアに分かれています。
|
[内共14号] |
六郷鉄橋から多摩川河口まで
(漁業権無し) |
 |
|
[内共13号] |
ガス橋から六郷鉄橋まで
(多摩川漁業協同組合:餌虫のみ) |
|
|
多摩川原橋からガス橋まで
(多摩川漁業協同組合/川崎河川漁業協同組合) |
|
|
拝島橋から多摩川原橋までと大栗川の殿田橋、浅川の長沼橋まで
(多摩川漁業協同組合) |
|
[内共2号] |
羽村堰から拝島橋までと秋川全域、及び平井川の平井橋まで
(秋川漁業協同組合) |
|
[内共1号] |
小河内ダム下から羽村堰まで
(奥多摩・氷川漁業協同組合) |
|
|
浅川長沼橋より上流
(多摩川漁業協同組合/恩方漁業協同組合) |
都内から散歩気分で手軽に釣りに行ける範囲は[内共14号][内共13号][内共12号][内共3号][内共5号]辺りだと思います。その内[内共14号][内共13号]は魚に対する漁業権がないので問題はないのですが、[内共12号][内共3号][内共5号]には漁業権があり遊漁規則もあります。この3つのエリアの管轄は主に[多摩川漁業協同組合]ですが、同じ管轄エリアも微妙に規則が違います。というのは[内共12号]は[川崎河川漁業協同組合]と[内共5号]は[恩方漁業協同組合]と共同で管理しているからです。そこでそれぞれのエリアの規則を詳しくお知らせします。
*多摩川漁業協同組合の[内水面遊漁規則:平成15年9月版]です。以下は同遊漁規則より抜粋。 |
 |
|
生息している魚種が違うので中身も違っています。下流から順番に |
[内共12号]多摩川原橋からガス橋まで(多摩川漁業協同組合/川崎河川漁業協同組合)
| 水産動物 |
遊漁期間 |
大きさ制限(採捕禁止) |
| あゆ |
解禁日から10月14日までと12月1日から12月31日まで*1 |
全長10cm以下 |
| こい |
1月1日から12月31日まで |
全長18cm以下 |
| ふな/うぐい/おいかわ |
ふな:全長10cm以下 |
| うなぎ |
全長26cm以下 |
*1アユが産卵のため下流に下る時期(10/15-11/30)は捕ってはいけないということです。 |
|
[内共3号]拝島橋から多摩川原橋までと大栗川の殿田橋、浅川の長沼橋まで(多摩川漁業協同組合)
| 水産動物 |
遊漁期間 |
大きさ制限(採捕禁止) |
| あゆ |
解禁日から12月31日まで |
全長10cm以下 |
| こい |
1月1日から12月31日まで |
全長18cm以下 |
| ふな/うぐい/おいかわ |
ふな:全長10cm以下 |
| うなぎ |
全長26cm以下 |
|
|
[内共5号]浅川長沼橋より上流(多摩川漁業協同組合/恩方漁業協同組合)
| 水産動物 |
遊漁期間 |
大きさ制限(採捕禁止) |
| あゆ |
解禁日から12月31日まで |
全長10cm以下 |
| にじます |
解禁日から12月31日 |
全長12cm以下 |
| やまめ |
解禁日から9月30日まで |
| こい |
1月1日から12月31日まで |
全長18cm以下 |
| ふな/うぐい |
ふな:全長10cm以下 |
| うなぎ |
全長26cm以下 |
|
 |
| 漁具/漁法にもやってはいけない規則があります。 |
[内共12号]多摩川原橋からガス橋まで(多摩川漁業協同組合/川崎河川漁業協同組合)
| 漁具/漁法 |
範囲 |
時間 |
| 竿釣/手釣 |
手釣り、竿釣りの場合、道具は2本以内とする。*2 |
日の出から日没まで*3 |
| 投網 |
投網の目合は15cmにつき13節以下で、網は全長6m以下。 |
|
|
[内共3号]拝島橋から多摩川原橋までと大栗川の殿田橋、浅川の長沼橋まで(多摩川漁業協同組合)
| 漁具/漁法 |
範囲 |
時間 |
| 竿釣/手釣 |
手釣り、竿釣りの場合、道具は2本以内とする。*2 |
日の出から日没まで*3 |
| 投網 |
投網の目合は15cmにつき13節以下で、網は全長6m以下。
*4:一部禁止区域あり。 |
|
|
[内共5号]浅川長沼橋より上流(多摩川漁業協同組合/恩方漁業協同組合)
| 漁具/漁法 |
範囲 |
時間 |
| 竿釣/手釣 |
手釣り、竿釣りの場合、道具は2本以内とする。*2 |
日の出から日没まで*3 |
*2 多摩川では竿は2本までです! *3 夜釣りは出来ません *4 大丸用水堰上流端から南部線鉄橋橋脚下流端までは投網禁止
|
 |
| 現場売りが高いところがあります。事前に確認または購入を。(平成15年9月に料金改定がありました) |
[内共12号]多摩川原橋からガス橋までの多摩川(多摩川漁業協同組合/川崎河川漁業協同組合)
| 水産動物 |
漁具/漁法 |
期間 |
区域 |
遊魚料 |
| あゆ/こい/ふな/うぐい/おいかわ/うなぎ |
投網/竿釣/手釣 |
1年 |
多摩川本流 |
8,000円 |
| 1日 |
2,000円 |
| あゆ/こい/ふな/うぐい/おいかわ/うなぎ |
竿釣/手釣 |
1年 |
多摩川本流 |
5,000円 |
| 1日 |
1,000円 |
| ふな/うぐい/おいかわ |
竿釣/手釣 |
1年 |
多摩川本流 |
2,500円 |
| 1日 |
500円 |
*心身障害者:前項に規定する額の半額。小学生以下:無料。 |
|
[内共3号]拝島橋から多摩川原橋までの多摩川、大栗川の殿田橋まで、浅川の長沼橋まで(多摩川漁業協同組合)
| 水産動物 |
漁具/漁法 |
期間 |
区域 |
遊魚料 |
| あゆ/こい/ふな/うぐい/おいかわ/うなぎ |
投網/竿釣/手釣 |
1年 |
多摩川本支流
[投網は本流のみ*4] |
8,000円 |
| 1日 |
2,000円 |
| あゆ/こい/ふな/うぐい/おいかわ/うなぎ |
手釣/竿釣 |
1年 |
多摩川本支流 |
5,000円 |
| 1日 |
1,000円 |
| ふな/うぐい/おいかわ |
手釣/竿釣 |
1年 |
多摩川本支流 |
2,500円 |
| 1日 |
500円 |
*心身障害者及び都内在住で77才以上の者:前項に規定する額の半額。小学生以下:無料。
*4 大丸用水堰上流端から南部線鉄橋橋脚下流端までは投網禁止 |
|
[内共5号]浅川長沼橋より上流(南浅川横川橋、川口川新清水橋より上流は除く)(多摩川漁業協同組合/恩方漁業協同組合)
| 水産動物 |
漁具/漁法 |
期間 |
遊魚料(前売り) |
遊魚料(現場売り) |
あゆ/にじます/やまめ/
こい/ふな/うぐい/うなぎ |
手釣/竿釣 |
1年 |
4,500円 |
4,500円 |
| 1日 |
1,000円 |
1,300円* |
雑漁
(ふな/うぐい) |
1年 |
2,500円 |
2,500円 |
| 1日 |
500円 |
700円* |
| にじます/やまめ |
解禁日1日 |
3,000円 |
3,000円 |
*心身障害者及び都内在住で77才以上の者:前項に規定する額の半額。小学生以下:無料。
*現場売りは割高ですから事前の購入を。
|
 |
|
禁漁期間のある[アユ/ニジマス/ヤマメ]以外の魚種は1年中釣りが出来る。渓流などが禁漁になる冬でも、山奥に行くわけではないからほんの少し寒さを我慢すればいい。昼からのんびり出掛けて行って散歩気分で充分楽しめるんです。ただし、規則がある以上は守りましょう。釣りは日の出から日没まで、竿は一人二本まで。沢山出せば沢山釣れるわけではないですよ。入漁券は事前に購入するか、漁場監視員からすぐに買えるようにベストのポケットに料金を入れておきましょう。回数の多い方は年券が得です。
遊漁承認証(入漁券)の裏には上記以外の注意書きがあります。
[遊漁者は、相互に適当な距離を保ち、他の者の迷惑となる行為をしてはなりません]
今更言われることもない釣りのマナーですね。お互いに気持ちよく釣りが出来るように気を付けましょう。 |
 |
どこで釣りをしてもいいと思われる多摩川にも釣りをしてはいけない禁止区域があります。東京都内水面漁業調整規則で禁止されている堰堤周辺です。
堰堤周辺の禁止区域は以下の通りです。違反者は[六月以下の懲役若しくは十万円以下の罰金]及び[漁具の没収]だそうですから気を付けましょうね。
| [内共12号] |
東京都大田区田園調布東京都上水道海水防止堰堤上流端から上流へ50メートルまで及び同堰堤上流端から下流へ東横線鉄橋橋脚下流端までの間の区域(丸子橋の堰堤のことです) |
説明図 |
| [内共12号] |
東京都狛江市稲毛川崎二ヶ領用水宿河原堰堤引上式可動堰堰柱上流端を結んだ線から上流へ80メートルまで及び同線から下流へ80メートルまでの間の区域 |
説明図 |
| [内共12号] |
東京都調布市稲毛川崎二ヶ領用水上河原堰堤上流端から上流へ50メートルまで及び同堰堤上流端から下流へ50メートルまでの間の区域 |
説明図 |
|